ひじきに関しての豆知識
ひじきの形と特徴
ひじきの産地
ひじきの品質について
ひじきの栄養組成
カルシュウムの必要量
食物繊維
ひじきの効用

◆ひじきの形と特徴


形が鹿の角に似ていることか鹿角菜などと書きます。北海道から九州までの沿岸の海中の岩石に付着している海藻です。渋味が強く昔は食べられませんでしたが,煮ることで渋味が落され,食用になります。旬は春です。

根は腹ばうように岩の上を長く伸び、直立した体の茎は円柱状で中空。不規則に小枝と葉を出し、高さは50cm〜1m位。太さは3〜4mm位、葉と小枝は異本的には同じで形が違うだけ。葉はへら形、小枝は中空でバット状又は紡錘形をしている。岩の上に長く伸びた根は7〜8年生き続けてひじきの繁殖に重要な役割を担っている。


◆ひじきの産地と市場規模


国内のひじきの産地は、長崎、熊本、鹿児島、三重、和歌山等が主で、原藻の摂取量は3,000トン、製品に換算すると1,500トン位と推定されている。その内1/2が長崎県で採取されている。輸入は韓国より製品にして4,000〜4,500トンほどの入荷があり、国内消費量は5,400〜5,500トン程度と推定されている。国民一人当たり年間消費量は約45g位です。又、国内消費量の1/2が業務用食材として使用されており、市場規模は200億円程度と見られております。



◆ひじきの品質について

ひじきには、香りや味というものが少なく「味をのせる」食品であるため、「良いひじき」の条件は、下記のようなものになります。
  ☆水に戻したとき柔らかい。
  ☆増える率が高い。
  ☆混じり物がない。
  ☆付着物がない
  ☆水に戻してもひじきの色素が出ない。


◆ひじきの栄養組成

可食分100g当たり
水    分 13.6g
たんぱく質 10.6g
脂    質 1.3g
炭水化物 糖  質
47.0g
繊  維
9.2g
灰   分 18.3g
無 機 質 カルシウム 1,400mg
リ   ン 100mg
鉄    分 55mg
ナトリウム 1,400mg
カリウム 4,400mg
マグネシュウム 675mg
ヨ  ウ  素 40mg
ビタミン A効力 310IU
カロチン 550UP
 B1 0.01mg
 B2 0.14mg
ナイアシン 1.6mg
 C 0.0mg


◆カルシュウムの必要量

カルシュウムは、歯や骨のように固い組織をつくるのに必要です。発育盛りの子供や妊娠中の女性には、特に大切です。授乳の時にもカルシュウムをたくさん取る必要があります。ひじきには100g中1,400mg含まれているチャンピオンです。


一日に必要なカルシュウムの年齢別明細(mg)
男 子 必要量 ひじき 女 子 必要量
 0〜5歳 400mg 可食分
100g中
1,400mg
 0〜5歳  400mg
 6〜8歳 500mg  6〜7歳  500mg
9〜10歳 600mg  8〜9歳  600mg
11歳 700mg 10〜15歳  700mg
12歳 800mg 16歳〜大人  600mg
13〜14歳 900mg 妊産婦 1,000mg
15〜16歳 800mg 授乳婦 1,100mg
17〜18歳 700mg - -
19歳〜大人 600mg - -


◆食物繊維

食物繊維というのは、野菜などに多いセルロースや、その他の消化しにくい成分をまとめて言う言葉です。ひじきには、その内アルギン酸がたくさん含まれています。消化されない食物繊維は、体内でエネルギー源として使われることはなく、腸の内容物のかさを増やして、その動きを活発にするので、便通をよくし、腸内の発ガン性物質や、その他の病原をも含めて排泄してしまうことによって、大腸ガンにかかりにくくする効果があります。


食物繊維含有量
ランキング
1 カンテン  81.29%
2 きくらげ  74.18%
3 ひじき   54.94%
4 干し椎茸  43.41%
5 青のり   38.62%
6 わかめ   37.90%
7 あまのり  29.70%
8 真昆布   28.56%
9 かんぴょう 25.84%
10 いんげん豆 19.76%


◆ひじきの効用

食物繊維、カルシュウム、鉄分、カリウム、ビタミン類、そして 特にひじきにはラミニンという特殊なアミノ酸等がたくさん含まれているので、昆布のページでも解説していますが、海藻類共通してガン予防、高血圧防止、ダイエット効果、便通をよくする効果など、健康維持には非常に効果、効用の高い健康食品と言えます。